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【動画】「大谷翔平は“想像の2倍”言うと現実に」小早川毅彦が語った“TV解説”の難しさ…3打席連続HRを産んだ“野村克也の教え”とは?《五十嵐亮太と裏側トーク》
五十嵐亮太さんをホストに、ディープな野球談義をお送りする番組「Set Up Baseball」。第7回のゲストには、NHKのNPB・MLB解説者として活躍されている小早川毅彦さんをお迎えしました。
五十嵐さんと小早川さんは、五十嵐さんがヤクルトスワローズに入団した頃に小早川さんは現役晩年だったという、先輩・後輩の間柄。18歳の年の差はありますが、当時、優しく声をかけてくれた小早川さんの言葉を五十嵐さんは今も覚えているといいます。今は同じ解説者の立場として、どういった点を見ているのか。また大谷翔平選手の話題をフックに、日米の盗塁の違いなどについても語り合いました。ディープな話題が次々に飛び出す、野球ファン必見の動画です。
「僕が軽いプレーをしたときに、小早川さんが『五十嵐、そういうのはよくないよ』とすごく丁寧に声をかけてくれたんです。やんちゃなオーラがあったのを小早川さんが抑えてくれたなと思います」
五十嵐さんの入団当初、ヤクルトスワローズでプレーしていた小早川さん。大先輩の印象を五十嵐さんはそう思い返します。対する小早川さんは、その時のことは覚えていないと言いますが「当時の五十嵐さんは木村拓哉さんみたいな雰囲気で…」というと、五十嵐さんは照れて大慌てでした。
今は解説者という同じ立場の2人。小早川さんは引退してから20年間解説の仕事に取り組んでいる大ベテランです。解説のスタンスは当初は「目の前の試合を解説する」だったものが、徐々に「先のことを予想して伝える」という形に変わってきたといいます。普段は1日2〜3試合を見て、さまざまな選手のプレースタイルを研究したりしている、と解説のお仕事の裏側も語ってくれました。
「Set Up Key Number」のコーナーは、「3打席連続本塁打」。小早川さんはヤクルト1年目の開幕戦で巨人の斎藤雅樹投手から3打席連続ホームランを放ちます。なぜ、いきなり活躍できたのか。そこには試合前に野村克也監督から言われた「あること」がありました。
実は広島在籍時から野村監督によく声をかけられていたという小早川さん。広島を構想外になり、「ヤクルトに聞いてみてほしい」と頼んだところ、すぐに返事が来て移籍が決まったと驚きのエピソードも明かします。野村監督のもとで教えを乞うことに充実感を感じつつも、広島とヤクルトの雰囲気の違いに驚いたというエピソードも…。
「Set Up Key Mag」のコーナーでは、大谷翔平選手を特集した1105号から、ドジャースの一塁コーチが明かす盗塁の秘密と、野球選手の験担ぎについての記事を取り上げました。小早川さんの広島時代、小早川さんの前を打っていたのは3回盗塁王を獲得した高橋慶彦さん。自分の打席で盗塁されることについてはどう考えていたのか? 小早川さんが当時を振り返って語る打者心理にはとても興味深いものでした。また、ほとんど験担ぎはしないという五十嵐さんと小早川さんですが、お互いが驚いた選手の験担ぎを披露し合うと、北別府学さんや黒田博樹さん、前田健太投手の名前が上がりました。
動画ではほかにも
・ルーキー時代の五十嵐亮太の印象
・移籍して驚いたヤクルトのチームの雰囲気
・「ゾーン」に入る感覚とはどういうものか
・日米の野球の大きな差。日本の盗塁が激減した理由は?
・大谷翔平を「解説する」とはどういうこと?
などなど、真剣な話題あり、おもしろエピソードありと多岐に広がりました。
ダンディーで語り口柔らかな小早川さん。五十嵐さんも「小早川さん、ステキ!」と思わず言ってしまう対談となりました。ぜひお楽しみください。
◆番組概要
出演: 五十嵐亮太、小早川毅彦
収録日:2024年10月9日
※動画番組「Set Up Baseball」は毎月1回配信。次回は11月18日(月)19時からライブ配信予定です。
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