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【動画】「“幻の投手”って言われてました」能見篤史はなぜ追い詰められないと覚醒しない?選手兼任コーチの葛藤とは?《同級生・五十嵐亮太と野球トーク62分》
五十嵐亮太さんをホストに、ディープな野球談義をお送りする番組「Set Up Baseball」。第5回のゲストには、阪神でエースとして、引退前の2年はオリックスで兼任コーチとして活躍した能見篤史さんをお迎えしました。
実は1979年5月28日生まれと、誕生日がまったく同じ2人。しかし高卒ですぐプロ入りした五十嵐さんとは対照的に、能見さんは高卒後社会人で7年間プレーします。そしてプロ入りしてからも4年間は主に2軍暮らし。プロ入り5年目、30歳の能見さんを変えたきっかけとは?
同級生ということもあり、お互い構えずに自然体で話してくれた2人。「教える」についてもじっくりと語った、野球ファン必見の対談です。
「社会人になってからは投げるたびに肘や肩が痛くなって。”幻の投手”って言われてたんだよね」
鳥取城北高校から社会人・大阪ガスに進んだ能見さん。実は高校の時にもプロからの調査票が届き、その中でも広島東洋カープが熱心に誘ってくれていましたが、「ある理由」からプロには進まず社会人野球の道を選びます(理由については動画の後半で明かされています!)。
社会人5年目に、野球を辞めて社業に専念するか考えてほしいと打診された能見さん。そこからは「プロ入りなんてまったく考えてなかったから、恩返しのために壊れてもいいから投げよう」と思ったと話します。すると、投げるたびに痛かった肘や肩の痛みが次第になくなっていき…五十嵐さんからは「良い子は絶対に真似しないで」とツッコミが入りますが、ここから能見さんのプロ入りの道は開けていきました。
しかしプロに入ってからも、2軍では評価されて1軍に上がっても結果を出せない日々。5年目の春季キャンプで主力だった久保田智之投手のけがに伴い1軍に昇格した時に、久保康生コーチに横投げを提案されます。しかしコーチのとある心の声を聞いてしまい、「絶対に横投げにしない!」というエピソードも…。
当時阪神の大エースだった井川慶さんと能見さん、五十嵐さんは同級生。6月の回で井川さん自らが話してくれた「遅刻はしないが、時間ギリギリにしか行かない」というエピソードを能見さんも証言します。
五十嵐さんから見ると、左投手は”感覚派”ですが、能見さんはその中でも「普通」だから「おかしい」。しかしフォークボールの投げ方などを掘り下げていくと、能見さんの答えに「やっぱり左って!」と苦笑します。
Numberの記事を元に話題を掘り下げるコーナーでは、1102号の甲子園特集から智弁和歌山・高嶋仁元監督、現役プロ野球選手が心に留めている恩師の教えの2本をセレクト。特に高嶋元監督が選手たちに試合前に課した「100m100本ダッシュ」という猛烈な練習。鳥取城北高校に野球留学した能見さんは、そこまでの過酷な練習はなかったと言いますが、鳥取砂丘を走る練習があったと明かします。また、当時から線が細かったため、監督から「相撲部に夕飯を食べに行け」という提案があったと振り返ります。その成果とは…。
動画ではほかにも
・「全力で投げる」から「8割で投げる」に変えてみて
・手応えはバッターが首をかしげたから?
・鳥取城北高校に進んだ理由
・実は大学からの勧誘もあったけど、断った理由
・投手兼任コーチとして、選手との距離感
・コーチになったからこそわかったこと
などなど、能見さんの高校時代から引退直前まで、たっぷりとエピソードを交えながらお話しを聞きました。「そうだったの!?」と驚きも、笑いもある62分。どうぞお楽しみください。
◆番組概要
出演: 五十嵐亮太、能見篤史
収録日:2024年8月7日
※動画番組「Set Up Baseball」は毎月1回配信。次回は9月2日(月)19時からライブ配信予定です。
動画配信画面は、NumberPREMIERにご入会いただき、ログインすると本ページ上部に表示されます。
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