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【高校サッカー選手権】清水商・川口能活にとって全国制覇は“通過点”だった「プロは午前中も午後も練習できる」《ベテラン記者の“我が心のヒーローたち”①》

2026/01/02
誰にでも、心の中に自分だけのヒーローがいる。僅かな時間で鮮烈な印象を残した異端児から、後に日本代表へと上り詰めた守護神まで、大会を彩った名選手を目撃した執筆陣が追想する。

清水商(静岡)[1993 第72回][1991 第70回]

 高校選手権の長い歴史のなかでも、川口能活は傑出したGKである。静岡の名門・清水商で1年時から定位置をつかみ、自身2度目の出場となった3年時の選手権で、母校を3度目の全国制覇へと導いた。

 技術とルックスを兼ね備え、主将も務めた18歳は、近未来の日本代表を担う素材として絶賛された。GKのコーチングの重要性が広がったのは、1993年度の選手権での川口のプレーがきっかけと言っていい。

 称賛の嵐に包まれる彼を見つめながら、個人的にはちょっとした違和感を覚えていた。将来性溢れるGKなのは間違いない。ただ、選手権での川口は、才能のすべてを解放したわけではないように感じられた。

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photograph by KYODO

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