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『自分流 駅伝・帝京大の育成力』 栄枯盛衰の箱根駅伝で、ネクストブレイクの予感。

2019/02/26
『自分流 駅伝・帝京大の育成力』中野孝行著 ベースボール・マガジン社 1500円+税

 正月の箱根駅伝を取材して強く感じたことがある。これはまた“新たな時代”がやってくるな、と。ご存知の通り、第95回大会は東海大の初優勝で幕を閉じた。5連覇を目指した青学大は往路で自滅。往路V2を果たした東洋大は8区で力尽きた。来季の学生駅伝は東海大を中心とした戦いになるだろう。

 4度の首位交代に、5区間での区間新記録。盛り上がったレースで、さほど目立たなかったものの、前評判通りの強さを発揮したチームがある。出雲と全日本で過去最高の5位に入った帝京大だ。往路は9位と苦戦しながら、総合5位でフィニッシュ。その結果に驚かされることはなかったが、さすがだなと思った。

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photograph by Sports Graphic Number

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