ダラス・マーベリックスのユニフォーム姿のクレイ・トンプソンは、心なしか居心地が悪そうに見えた。古巣、ゴールデンステイト・ウォリアーズと同じ青系の色なのだが、どこか違う。その微妙なずれが、まるで彼の現状を表しているかのようだった。
10月15日のクリッパーズ戦で得意なはずの3ポイントショットを6本すべて外したトンプソンは、0得点に終わった。開幕前の非公式試合で、チームを率いるガードコンビのルカ・ドンチッチとカイリー・アービングが欠場していたことを考えると、そのこと自体は懸念することではない。それでも、NBA14年目の環境の変化が簡単ではないことは明らかだった。
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