カーリングが「楽しい」とはどういうことか。ひいてはスポーツが「楽しい」とはどういうことなのか。スポ根的に「苦しんで」スポーツをやることとはどう違うのか。平昌五輪女子カーリングで銅メダルを獲得したLS北見(現在はロコ・ソラーレ)の創設者・本橋麻里が、本書で自分のカーリング人生を振り返って主張するのは、ほとんどそのことに尽きる。
彼女はチーム創設以来、メディアが「五輪出場」という分かりやすい目標を期待してくるインタビューに対して「自分たちの楽しいカーリングをするだけです」と消極的に応じてきたが、それは「自己満足」だという批判に晒された。彼女はいま、自分は説明不足だったと反省する。
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photograph by Sports Graphic Number