デビュー2年目の今夏、20歳の田口貫太は、フランスへと武者修行に出た。
「外国人騎手の技術を間近で見てみたかったのと、日本馬が世界で活躍する中で、海外の馬とどんな違いがあるのか、肌で感じたくて。師匠の大橋(勇樹)先生に相談したら、気持ちよく『うまくなるためなら行ってこい』と言ってくださったんです」
約2カ月滞在し、騎乗した5レースで2勝を挙げた。吸収したものは多かった。
「密集の馬群の中で走ったり、調教からの躾けによって馬を御したり、馬をちゃんと自分の手の内に入れて乗るうまさとか、知らないこと、勉強になることはいっぱいありました」
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photograph by Kazufumi Shimoyashiki