将棋界の猛者が集う最強リーグをご存じだろうか。
A級順位戦? 優勝者が名人戦の挑戦者となるこのリーグは確かに経験豊富なトップ棋士ばかりだが、順位戦は1年に1クラスしか昇級できないので、上り詰めるには最低4年がかかる。勝ちまくっている旬の若手棋士はすぐには参戦できないのだ。
「どう考えても実力は僕が一番下です」。
誰にでもチャンスがあるのが例年、9月から始まる王将リーグだ。7人の棋士が総当たりで戦い、優勝者が藤井聡太王将への挑戦権を得る。
王将リーグは若手棋士にとってはかなりの狭き門だ。1次予選から出場するので、リーグ入りまでに7~8連勝が必要となる。王将リーグを経験している棋士が全体の2割ほどしかいないのがその証明だろう。
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photograph by Asahi Shimbun