「怪我をしてからうまく練習を積むことができず不完全燃焼でした。焦りもありました。やっぱり4年生ですし、夏合宿でチームを引っ張っていかなければいけない中で、自分が走れない焦りもあったし、レースも近づいてきたという焦りもあって、ちょっと落ち着かない感じでした」(石田)
「夏はいかに体を作るのかが大事だと思っているので、練習面でも栄養面でもみんなしっかりできていたのかな、と。自分が北海道マラソンを終えて合流して、坂とかよく走っていたんですけど、みんな強いな、と。1年生が結構みんな強いです」(梅崎)
9月に今季の夏合宿をこう振り返るのは、東洋大のキャプテン・梅崎とエース・石田だ。最上級生になり、「箱根駅伝優勝」という目標を掲げる中、それぞれの目線でチームの現状をしっかり語ってくれた。
時折、悔しそうな表情を見せたのは、夏合宿序盤に故障してしまい、この時点ではチーム練習に合流をできていなかった石田だ。その後、練習を再開。出雲への出走は見送られたものの、全日本の6区で復帰を遂げた。まさかの区間21位という走りも、酒井監督は「単純に練習不足。ここから積み上げていきますから大丈夫です」と話をしてくれた。
11月6日にNIKEが実施した「EKIDEN PACK」のお披露目会には東洋大を代表して登場し、「これから箱根駅伝に向けてしっかりと練習を積んでいくだけです。箱根では、鉄紺らしい粘りの走り、チームスローガンでもある『その1秒を削り出せ』を体現する走りに注目していただきたいと思います」と、多くのメディアを前に、苦しい状況でも真っ直ぐな言葉を発していた。
孤独な練習、夏のマラソン
一方の梅崎は、8月に北海道マラソンに挑戦。石田が「マラソンに向かう過程で孤独に1人で練習をしている姿を見て、さすがキャプテン」と称賛したが、初めての夏場の42.195kmで「暑さへの苦手意識が結果に出た」と振り返った。
「本当に苦しいレースで、20km手前で先頭集団から離れてしまいました。ただそのダメージはもう回復していて、あとは箱根駅伝に向けて、しっかり状態を整えていくだけです」
今回の動画インタビューでは、その他にも以下のようなことを聞いている。
- 石田が新商品「NIKE ペガサスプラス」を「懐かしい」と語るわけ
- 練習内容によってシューズを履き分けるメリット
- 夏に台頭した下級生の新戦力は?
東洋大の主力である2人の関係性も垣間見えるインタビュー、お楽しみください。
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