甲子園の風BACK NUMBER
「メジャー4球団が興味」「まるで山本由伸」大阪にいた林将輝(16歳)とは何者か? 「大阪桐蔭や履正社を倒したい」初めて明かした“進路の話”
text by

柳川悠二Yuji Yanagawa
photograph byYuji Yanagawa
posted2026/09/23 11:04
世代No.1投手の呼び声もある大阪学院大高・林将輝(16歳)
「高知にいたら、甲子園には出やすかったのかもしれないんですけど、大阪学院大高は施設も良いですから自分が一番成長できると思いましたし、大阪の他の強い高校と戦って、いろんな人が見ている中で自分が投げて勝つことができれば、その分、プロにも近づくことになる。だから大阪学院大高に進学しようと来ました」
辻盛監督は大原の特長についてこう証言していた。
「特長がないのが大原の特長です。球速は145キロと極めて速いわけでも、とりたてて遅いわけでもない。手先が器用で、球種も豊富で、変化球でストライクを取ることにも困りませんが、どんなバッターでも空振りが奪えるようなウイニングショットではない。つまり、すべての要素が『4・5点』の投手です。林のストレートのように、何かしら突き抜けた能力があるわけではありませんが、高校野球ではこういう投手こそ貴重で、勝てる投手。監督としては一番、ありがたい存在です」
監督の本音「危機感はあります」
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だが、このまま大阪すら勝ち抜けないことが続けば、いくら全国随一の練習施設を誇っていたとしても、将来有望な中学生から見向きもされなくなるかもしれない。
「その危機感はめっちゃあります……」
口ぶりはおどけたようでも、辻盛監督の目は笑っていなかった。
この秋の大阪大会、そして近畿大会こそ負けられない。そんな覚悟が感じられる力強い目だった。
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