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プロ野球PRESSBACK NUMBER
「実は織田翔希に行った巨人も…」なぜ、高校生トップ評価の菰田陽生はドラフト1位で競合しなかったのか?「日本ハムさんに行きたいと…」
posted2026/10/27 06:00
ドラフト1位指名を受け、さっそく日本ハムグッズを持って撮影に臨んだ菰田
text by

近藤裕介Yusuke Kondo
photograph by
Yusuke Kondo
午後4時26分。菰田はリラックスした表情で、ドラフトを視聴するために用意された山梨学院高の会場に足を踏み入れた。前夜も緊張することなく8時間程度しっかり熟睡し、当日は学校近くの「酒折宮」に参拝して運命の時を待った。
両親、野球部の指導者やチームメート、約100人の報道陣を前にしても、にこやかに、堂々と座っていた。それでも、やはりその時が近づくにつれ、徐々に口元が引き締まっていく。4時40分から中継が始まり、会場にも緊迫感が漂い始めた。
日本ハムから1位指名「今だから言えますけど…」
5時を回り、いよいよドラフト会議がスタートした。するとすぐに、菰田に吉報が舞い込む。「第一巡選択希望選手、北海道日本ハム、菰田陽生、投手、山梨学院高校」――。ただ予想に反して、他球団からの指名はなかった。
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自分の名前がアナウンスされた瞬間、そして交渉権が日本ハムに確定した瞬間、菰田は内心に湧き上がる喜びを押し殺し、あえて表情を変えなかった。
「ドラフト前から、表情の練習をしていたんです。呼んでいただいたら、どういう表情をしようかなと考えていて、一番は、少し笑うぐらいが良かったんですけど、あんまりうまくできなかった(笑)。でも、変な顔になるよりは良かったかなと思います」
必死に真顔の“演技”をしていた菰田とは対照的に、会場は一気にお祭りムードだ。隣に座っていた吉田洸二監督も破顔一笑。歓声が沸き、母・理恵さんの目には涙が浮かんだ。学校関係者が「今だから言えますけど、菰田はずっと日ハムに行きたかったんです」と教えてくれた。
その後の会見で菰田は、意中の球団と結ばれた心境を口にした。


