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甲子園の風BACK NUMBER
ドラフトウラ話「じつは名門大学に学業成績で進学できた」東筑からソフトバンク育成15位指名…平山護が明かした高卒プロ入りの真意「勉強はいつでもできる」
posted2026/11/05 06:01
ソフトバンクから育成15位指名を受けた平山護
text by

井上幸太Kota Inoue
photograph by
Kota Inoue
今年、福岡の進学校・東筑から、元広島カープ・山本翔に続く“高卒プロ野球選手”が誕生した。正捕手兼リードオフマンとして今夏の甲子園に出場し、先頭打者弾を放つなど活躍した平山護である。
成績優秀な一家…息子の決断に反応は?
平山が進路を考えるにあたって、監督の山下聖士は親交のあった山本を紹介した。
「夏の甲子園が終わって、プロ志望届を出す(8月31日に提出)前ですかね。同じようにキャッチャーで、東筑からプロに行っているし、『面白い人だからちょっと話してみたら?』と平山に勧めました。このときはもうプロ志望を固めていたんで、プロか大学かどっちにするかではなく、プロを目指す、プロでやっていく上でのアドバイスをもらえたら、と考えての提案でした」
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山本は山下に、真っ先に野球部スタッフと家庭の考え方を確認したそうだ。
「平山くん、成績もいいって聞いていたので。自分が余計なことを言って惑わしたらいけないと思って、まず賛成しているのか、そうでないのかを確認しましたね。プロ志望の決意は固くて、周りも認めているとわかったので、『後悔だけはしないように、頑張りんさい』と伝えました」
プロ志望届を提出しない場合、平山は指定校推薦で名門大学に進むことができた。ドラフト会議で指名漏れとなれば、そこから受験に切り替える必要がある。さらに、平山の父・勝さん、長兄の統さん、次兄の傑さんはそろって東筑野球部OB。統さんは京大、傑さんは熊本大に進んだ、成績優秀な一家でもあった。
その背景故に山下は、家族は息子の高卒プロ志望に反対すると予想していた。だが父が、「本人の決意が固くて、言っても変わらんと思うから」と息子の決断を後押し。そして平山自身、プロ志望届を提出して間もないころ、学校の職員室に向かい、勉強が進んでいなかった国語の勉強方法について質問していた。指名漏れの可能性を本人も想定していたことがうかがえる。
「高卒プロのハードル上がっている」
10月22日、ドラフト会議当日。全指名の最後127番目に、平山の名前が呼ばれた。ソフトバンクから育成15位指名。山本が広島から指名された2001年以来、東筑から実に25年ぶりの高卒指名である。山本は言った。

