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野球部員120人、スーパー中学生入部も…“それだけで勝てない苦悩”を元銀行マンの監督が明かす「野球は上手いけど、強くない」大阪にある私立野球部の話
posted2026/09/23 11:03
大阪学院大高野球部を率いる辻盛英一監督
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柳川悠二Yuji Yanagawa
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Yuji Yanagawa
例年、冬の対外試合禁止期間が明けた3月上旬に、筆者は大阪学院大高に足を運ぶようにしている。というのも、大阪でも上位の戦力を誇り、立派な練習施設を持つ同校はセンバツ出場校が調整するには絶好の相手であり、同校のグラウンドでは連日、全国レベルの学校との練習試合が行われているからだ。
なぜ勝てない? ずばり聞いた
今年視察した花巻東との試合では、大阪学院大高の2年生エースだった林将輝が花巻東の赤間史弥や古城大翔らから豪速球で三振を奪う圧巻の投球をみせていた。いよいよ、同校が大阪を制する日が訪れるのではないか――春の段階ではそんな予感に満ちていた。
しかし、厳しいブロックに組み込まれた夏の大阪大会は4回戦で近大付に0対7の7回コールドで敗れた。近大付に対しては昨年夏、昨年秋に続くまさかの3連敗となった。試合後、大阪学院大高の辻盛英一監督は相性の悪さを口にしていた。
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スーパー中学生を集めても、大阪桐蔭と対戦する前に涙を飲んだのがこの2年間だ。なぜ、勝てないのか。
保険のトップセールスマンという顔も持つ辻盛監督は言う。
「まず、大阪大会を勝った実績が乏しいというのが大きいのかなと思います。とりわけ7月に引退した3年生は、うちが強くなる以前、今坂らが春の大阪で勝つ以前に進学を決めた世代。厳密にいえば、選手が集まり始めたのは、現2年生の林たちの代からです。とはいえ、今年の3年生の代も野球が上手な子が多かった。彼らによく言っていたのは、『野球は上手いけど、強くない』と。テクニックやパワーがどれだけあっても、気合いで押し切られてしまうみたいな展開で負けることが続きました。大阪学院大高の野球部は決して伝統校ではない。だから伝統校を前にしたり、苦手意識のある強豪が相手となると、普段のプレーができなくなってしまうんです。まさに今年の夏がそうでした。林が制球を乱したり、ボークをするなんて考えられないことでしたから」
野球の技術には長けていても試合ともなれば勝負弱さが表出してしまう。大阪学院大高を進学先に選ぶような球児に共通する何かしらの気質に要因があるのだろうか。

