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20校以上が誘った“ある有望中学生”の争奪戦「両親との面談で“一枚の紙”を渡した」山口の私立・高川学園への進学を決断させた“その内容” 

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井上幸太

井上幸太Kota Inoue

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posted2026/03/13 06:02

20校以上が誘った“ある有望中学生”の争奪戦「両親との面談で“一枚の紙”を渡した」山口の私立・高川学園への進学を決断させた“その内容”<Number Web> photograph by Kota Inoue

センバツ甲子園に出場する高川学園、そのエースになった木下瑛二の謎に迫る

全国に木下の名前が知れ渡る日

 42年ぶりの春は、高卒プロ入りを目指す木下にとって、恰好のアピールの場となるのは間違いない。それと同時に、エースを筆頭に、昨夏を経験した選手が多数残る状況での夏春連続出場で、上位進出を狙って然るべき大会でもある。西岡が言う。

「昨夏は下関国際や宇部商が力のある学年で、難しい大会になると思っていた中、3年生と木下たち2年生がかみ合って、甲子園を経験できました。是が非でも勝負したいと思っていた代が、夏の経験を持ってセンバツに臨めるのは大きい。勝負をかけられるところまでは来たんじゃないかなと」

 勝負をかける。それは、今大会に複数出場する、木下争奪戦に参加した“王道”の強豪を破って、日本一を獲ることを意味する。

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 年末年始、香川の実家に帰省した木下は、自室の枕元にある育成計画書を、まじまじと見つめた。残る目標を再確認し、センバツへの思いを高めた。

「自分は、中国地方内では知ってもらえているかもしれないですけど、全国的にはまだまだの存在。センバツではスピードを出すことはもちろん、点を取られないピッチングがしたい。ノーアウトでピンチを背負っても、『点が取れないな』と思わせるようなピッチングで、できるだけ多くの試合で完封したいです。それが自分のアピールにもなるし、チームの目標にも直結すると思うので」

 高校野球の終着点である3年夏の目標も、改めて目に焼き付けた。

「3年夏:ストレートは最速152キロ。スライダーなどの変化球の精度も上げて、日本一になり、ドラフト1位でプロに行く」

 春が終わったとき、ひょっとすると計画の“上方修正”が必要になるかもしれない。

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香川にいた“天才中学生ピッチャー”進路のナゾ「父親が“育成計画書”の提出を求めて…だから強豪校は手を引いた」説は本当か? 記者が現地で聞いた真相
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