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原晋監督から「十分、力はついている」と賛辞も…青学大“ナゾの次世代エース候補”「和歌山のケンシロウ」とは何者か?「もう1回、山を目指したい」
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和田悟志Satoshi Wada
photograph bySatoshi Wada
posted2026/01/23 06:00
年始の箱根駅伝ではルーキーながら青学大の16人メンバーに名を連ねた上野山拳士朗
9月24日の絆記録挑戦会、10月25日の国士舘大コンバインドチャレンジ、11月9日の国士舘大競技会と、月1で出場した5000mのレースで、14分06秒85、14分05秒44、そして、13分52秒93と、3レース連続で自己ベストを更新。そして11月22日のMARCH対抗戦では、初めての1万mのレースながら、3組1着となり28分20秒82の好記録をマークして、一皮剥けた姿を見せつけた。
自身の想像をも超える成長を遂げて、1年目から16人のメンバー入りを果たした。それは「少し自信になりました」と言うが、その舞台で走れなかったことはやはり「悔しかった」と振り返る。
原監督からは「十分、力はついている」
箱根駅伝が終わった後、原監督からはこんな言葉をかけられたという。
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「十分、力はついているから。あとは駅伝力、単独で走る力が付いてきたら、もっと強い選手になるから」
恩師のそんな言葉を受けて、2年目こそ10人のメンバー入りを勝ち取る心意気でいる。
今年の箱根5区では、黒田朝日が1時間7分16秒という途轍もない区間新記録を打ち立てた。その後釜が誰になるのかは、新シーズン大きな注目を集めそうだ。上野山もまた、その候補の1人になるだろう。
「ライバルは多いですけど、もう1回、山を目指したいと思います」
“シン・山の神”のような走りはなかなかできるものではない。それは上野山も認めている。それでも、チームの4連覇、5連覇、6連覇に貢献する走りを見せるつもりだ。

