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青学大“史上初の箱根駅伝3連覇”殊勲のメンバーは「町役場の職員」に!? 転機は西日本豪雨災害…中学駅伝で「全国4位」の強豪チームを育てるまで
posted2026/01/06 11:02
2017年の箱根駅伝で青学大の3連覇に貢献した貞永隆佑。中学の陸上部を指導する立場となり、現在では全国的にも強豪のチームを作り上げている
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別府響Hibiki Beppu
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青学大での4年間を終えた、2018年の春。貞永隆佑は、地元・広島県は熊野町へと戻ってきていた。
最終学年こそコンディションが整わなかったとはいえ、あの青学大の優勝メンバーのひとりに名を連ねたのだ。トラックでの記録も決して悪いわけではない。実業団はもちろん、それ以外のどこかの企業に勤務しながら市民ランナーとして走るという道も当然、あった。
だが、貞永は「卒業後に走るつもりは全然、なかったです」と振り返る。
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「やっぱり『平地では勝負できない』というのが大学時代に身に染みてわかりましたから。実業団だと上りとか下り、ないですしね」
そんな風に苦笑しながら、こう続ける。
「僕の陸上人生はずっと人の縁に導いてもらってきていたんです。中学から世羅高に入るときも、中学の校長先生に『世羅が良いんじゃないか』と言われて入学した。青学大も高校の監督に薦めてもらったのが大きかった。そういう風に、言い方は悪いですけど流されてきたんですよね(笑)。結果的に全部うまくいったので、感謝はしているんです。でも、自分の意思で決めてきていない分、将来をどうするかとなった時に、そこまで競技へのこだわりがなかった」
大学後は地元・広島に戻ったが…まさかの事態が
しかも4年間は「陸上漬け」だったこともあり、在学中は本腰を入れて就職活動をすることもなかった。結果的に「地元に戻って職探しでもするかなぁ」と、半ば軽い気持ちで故郷へと戻ってきたのだ。
ところがそんな貞永に、まさかの事態が訪れる。
地元に戻って3カ月後の2018年7月――西日本を豪雨災害が襲ったのだ。

