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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
「短いイニングを複数の投手で…」大谷翔平のWBC“二刀流”を可能にする究極の起用法…井端弘和監督が密かに温める「メジャー投手陣」最強の継投策
posted2025/12/23 17:02
前回大会では二刀流で活躍した大谷翔平
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph by
Nanae Suzuki
日本人メジャーリーガーとして、一番乗りで出場を表明したのが大谷翔平だ。前回大会と同様に、仲間たちにも出場を呼びかけているという。
佐々木朗希を除く投手陣は、現時点でほぼ全員の参加が見込まれる。今永昇太(カブス)、菅野智之(前オリオールズからFA)、菊池雄星(エンゼルス)、千賀滉大(メッツ)、松井裕樹(パドレス)ら、最強の侍投手陣が編成される。松井は3大会連続、今永は2大会連続、菅野、千賀は2017年大会以来、菊池は初のWBC出場だ。井端監督はウインターミーティングでの会見直前に、パドレスの幹部と面談。さらに、会見後にカブスの編成本部長らともミーティングをしている。
WBCで「二刀流」は可能か
大谷は、投手としても出場できるのか。歴代で最多の日本人メジャーリーガーが集結する投手陣となるため、大谷は投手として登板せず打者に専念できる可能性もある。大谷は「二刀流」で出場を果たすのか、その場合、どんな起用方法ならば投手としての出場が可能なのか。ドジャース側の回答次第で、侍ジャパンのメンバー選考、特に国内組の人選には大きな影響がある。
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2月3日の最終登録メンバー提出の締め切りまで、井端監督は「発表するのが分散になるのかなとは思います」と段階的にメンバー発表を行う考え。各選手の調整に配慮するため「決まっているところから発表してあげた方がいいのかなとは思っています」と話しており、ドジャースと大谷、代理人らの話し合いの結論を待つ状態が続く。
大谷の野球観は「投打でフル回転」
私は、連覇を目指すため大谷は二刀流で出場する、とみている。野球選手としてのピークを迎える今、投げて、打って貢献する。それが、大谷の野球観だからだ。


