Number Web MoreBACK NUMBER

「おかしな2人だ」ドジャース山本由伸27歳とスネル32歳の“親密な関係”、米メディアが報じた「2人は朝食を一緒に食べる仲」捕手スミスは「2人が味方で良かった」―2025年下半期読まれた記事 

text by

生島淳

生島淳Jun Ikushima

PROFILE

photograph byJIJI PRESS

posted2025/12/20 17:00

「おかしな2人だ」ドジャース山本由伸27歳とスネル32歳の“親密な関係”、米メディアが報じた「2人は朝食を一緒に食べる仲」捕手スミスは「2人が味方で良かった」―2025年下半期読まれた記事<Number Web> photograph by JIJI PRESS

ドジャースのブレイク・スネル(32歳)と山本由伸(27歳)。2人の仲の良さがアメリカメディアでも話題になっている

「先頭打者ホームランを打たれると、どんな投手であろうと動揺するものなんだ。ところが、山本は冷静で、自分のなすべきことを理解していた。そのあとの打者にアタックしていく姿勢は見事だったね。あの被弾から学んでいたんだ。それを見られたのはうれしかったし、イニングが進むにつれてさらにゲームプランを学び、どんどん投球内容が良くなっていった。試合の間にも超速で進化していたんだよ」

 このふたりの投球を受けるなら、リードも楽だろう。捕手のウィル・スミスは、こう話している。

「たぶん、メジャーリーグの歴史でも、最高の第1戦、第2戦の先発投手だったんじゃないかな。まったくもって、ふたりが味方にいてくれて良かったよ」

ADVERTISEMENT

 歴史を紐解くと、ポストシーズンでドジャースの先発陣が2試合連続で8回以上を投げたのは、37年ぶりのことだ(1988年のメッツとのリーグチャンピオンシップシリーズ。懐かしきオーレル・ハシュハイザーと、ティム・ベルチャー!)。

 そして、ポストシーズンにおける完投勝利となると、2017年にアストロズにいたジャスティン・バーランダーがヤンキース相手に完投して以来、実に8年ぶりのこととなる。分業制が進んだ現代のメジャーリーグで、山本の投球は大きな賞賛を得ている。

 ふたりの次の登板は、ブリュワーズが相手なのか、それともワールドシリーズなのか。

 Odd couple、おかしな二人のドミネートが続きそうだ。
 

―2025下半期山本由伸部門 BEST5


1位:「おかしな2人だ」ドジャース山本由伸27歳とスネル32歳の“親密な関係”、米メディアが報じた「2人は朝食を一緒に食べる仲」捕手スミスは「2人が味方で良かった」https://number.bunshun.jp/articles/-/868524

2位:
ドジャース山本由伸が証言「先生は僕を作った人です」伝説的リリーフの“重要人物”、矢田先生とは何者か? ドジャース球団社長「信じられなかった」山本の練習法
https://number.bunshun.jp/articles/-/868523

3位:山本由伸の変化「他の人は気づかないけど」正捕手スミスが重要証言…ドジャースのワールドシリーズ連覇を支えた男「じつは内野手失格だった過去」
https://number.bunshun.jp/articles/-/868522

4位:ドジャース・山本由伸の米国現地評に“大きな変化”…カーショウ「ヤマを真似しろ」敗れた敵将「まるで3人の投手」なぜ評価が急上昇したか?
https://number.bunshun.jp/articles/-/868521

5位:山本由伸、伝説的リリーフのウラで…「大量の鎮痛薬を飲んでいた」ロハス「同点で泣いちゃった」マンシー「負けたと誤解した」キケ、ドジャース“脇役”ストーリー
https://number.bunshun.jp/articles/-/868520

関連記事

BACK 1 2 3
#ブレイク・スネル
#山本由伸
#ロサンゼルス・ドジャース
#大谷翔平
#佐々木朗希
#デーブ・ロバーツ
#ミルウォーキー・ブルワーズ
#ウィル・スミス

MLBの前後の記事

ページトップ