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猛牛のささやきBACK NUMBER
「めっちゃ下手だった」控え捕手がWBC代表を掴むまで…若月健矢の才能を伸ばした「オリックス秘伝のメソッド」阪神・坂本誠志郎との知られざる共通点
posted2026/02/08 11:01
今春のキャンプは連日、質量とも充実した練習を重ねている
text by

米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph by
SANKEI SHIMBUN
◆◆◆
「パワプロで言ったら、やっぱり“オールA”の選手になりたいですよね」
オリックスの捕手・若月健矢に、理想のキャッチャー像について聞いた時の答えだ。
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「“これ”という人や像はなくて、いろんなキャッチャーのいいところを全部取り入れたいという感じ。それぞれ持ち味があると思うんですけど、それを全部吸収したいなという思いがあります」
プロ入りから12年、貪欲に“オールA”の捕手を目指し続けてきた若月は、昨年、ゴールデン・グラブ賞とベストナインをダブル受賞した。パ・リーグ最高捕手の評価を得たということだ。
プロ12年目のキャリアハイ
ゴールデン・グラブ賞はリーグ3連覇を果たした2023年以来2度目の受賞。
「1度目は優勝してもらえた賞かなと思っていました。今回は、チーム順位関係なく見ていただけたのかなと思います」と重みを噛み締めた。
23年のベストナインは森友哉が受賞し、チームメイトと栄誉を分け合ったが、昨年は若月が独占。それは打撃力の向上があればこそだ。昨年は121試合に出場し、そのうち99試合でスタメンマスクを被って打率.272を残した。キャリアハイの100安打、6本塁打を記録し、3本のサヨナラ打を放つなど勝負強さも際立った。
「100本は想像していなかったので、びっくりはしましたね。外部からバッティングコーチ(嶋村一輝、川島慶三)が入ったんですが、その2人の影響がすごく大きかったのかなと思います。固定観念がないコーチ2人が見てくれて、『飛ばせるんだからもっと振っていきなよ』と言ってくれた。そういう後押しがあったからだと思います」
ただ、課題としていた打撃力が向上しても、ゴールデン・グラブ賞とベストナインを独占しても、「全然まだまだです」と自己評価の厳しさは相変わらずだ。

