「巨人ははっきり言って練習不足だよ」巨人OBが言及…阿部慎之助監督と“電撃退任”桑田真澄の“不仲説”「石井琢朗はガンガン練習させるタイプ」

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「慎之助は昭和の男」「投手のメンタル面が弱かった」

「ジャイアンツが強くなくては駄目なんて幻想だよ。マスコミの人がそう思っているだけ。これだけ戦力が均衡してきているんだから、巨人はもう12球団のひとつ。もはや特別なチームじゃない」

　武田氏の現役最後に組んだ捕手が阿部監督だった。「俺は慎之助の味方だからね」という武田氏にこそ見える“阿部慎之助という人間”の本当の姿、そして監督としての苦悩と可能性とは――。

2000年ドラフト1位（逆指名）で巨人に入団した阿部慎之助。2年目（2002年）に武田一浩氏とバッテリーを組んだ

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「リーグ3位そして、クライマックスはファーストステージでの敗退。まあ、結果だけ見れば物足りないと感じる人の気持ちも分かる。でも、采配がどうこう言う前に、今年の巨人は単純に“駒”が足りなかった。特に投手陣だよ。絶対的なエースで前年15勝3敗と12も貯金をつくった菅野智之がメジャーに行き、同じく12勝をあげた戸郷翔征も今年は8勝9敗。前年8勝とローテーション入りした井上温大も4勝8敗、赤星優志も6勝9敗と力を出し切れなかった。期待した投手陣が機能しなければ、どんな名監督だって勝てませんよ」

　武田氏はローテーション投手たちの様子を見ていて「鬼気迫るものがまったくなかった。メンタル面が弱かった」と喝破する。

「慎之助はやっぱり昭和の男だから、オレから見ても、逃げているようなピッチング、弱い面を見せている投手には厳しく接しているだろうね」

　さらに、2年目の苦戦の最大の要因は、計算していた主力の不振と離脱にあったと分析する。

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