「ミトマは“復帰間近”のはずが…」欠場1カ月半の真相…現地記者が見たブライトン三笘薫（28歳）ケガの裏側「じつは日本代表コーチが視察に来ていた」 

　これはあくまでも私の印象だが、このウォルバーハンプトン戦前の会見で、監督は当初、三笘の怪我について説明するつもりはなかったのだと思う。

　会見冒頭でまったく触れなかったし、私が質問して初めて『それは事実だ』と認めた。もしこちらから質問しなければ、おそらく何も言及しなかっただろう。多くを話したくないのかもしれないが、少し奇妙な応対だった」

「次戦で起用可能」いつになるか

　たしかにヒュルツェラー監督は、三笘が負傷離脱して以降も「ブライトンにおけるサムライ戦士の重要性」や「彼への期待の大きさ」については語ってきた。だが怪我の詳細に関しては、「足首の打撲」「チェルシー戦前に負った」「復帰は近い」といった説明を繰り返すにとどまっている。

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　筆者の見解としては、監督の口から「次戦で起用可能」と明言されるまで、実戦復帰の可能性は低いと見ている。もちろん記者として、監督の発言は尊重している。出場の可能性があるなら、現場には足を運ばなければならない。

　だがこれまでの6試合の経緯や会見での応対を踏まえると、監督が「復帰は近い」と語ったとしても、それが必ずしも実戦復帰を意味するわけではない。

　ブライトンの次戦は代表ウィーク明け、11月23日第12節のブレントフォード戦。そして11月15日、クラブ公式サイトは、負傷後初めて三笘が「スパイクを履いた状態」で練習に取り組む様子を、写真とともに伝えた。果たして三笘は、この試合で約1カ月半ぶりにピッチに復帰するのか。