「ウソついたらすぐバレる」なぜ“地域リーグ勢”が主力のJ3クラブが鹿島と互角の戦いができたか「そこはコンチキショウと」異色の指揮官が語る 

子供ならどんどんシュートを打ち、得点を決めようとする。我々も逆算して作っていく。でも、スタッフがいろいろ戦術的なことを勉強すると――ここをこう嵌めれば相手をうまく剥がせるとか、ここでこうラインを取ったりとか……」

――今の傾向はそうです。

「でも、ゴールが先であって方法が先ではない。そのアグレッシブさを『栃木Cはゴールを目指しているな』とファンに感じてもらえる。そういう意味において、アグレッシブさがわれわれのスタイルかなと思います」

「最高の今矢直城になる」

ADVERTISEMENT

――今シーズンの先、未来の今矢直城には何がありますか。

「自分がなりうるベストバージョン――今矢直城がなれる最高の今矢直城になる。いい監督というより、最高の監督になることを目指す。その結果、チームをどこに導くのかはわかりませんが、自分がどこまで行けるのかを見てみたい。

　それはJ2、J1、プレミアリーグかも、CLに優勝するチームかも知れない。でも僕が決めることではなくて、自分にできるのは、自分がなりうる最高の指導者になることです。あとはもう大きな流れに任せます（笑）」

――まだ途中の途中ですしね。ありがとうございました。〈第1回からつづく〉

#1から読む

「文句と言い訳はなくそう」マリノスで“現プレミア智将の通訳”から監督へ…“3年連続昇格”J3クラブ躍進の舞台裏を包み隠さず語る

#3

「ウソついたらすぐバレる」なぜ“地域リーグ勢”が主力のJ3クラブが鹿島と互角の戦いができたか「そこはコンチキショウと」異色の指揮官が語る

#2

「自分が間違ってるかもしれない」“プロでほぼ実績なし”Jクラブ監督がホンネで語る3年連続昇格の真相「ペップも人を大事にしますよね」

#1

「文句と言い訳はなくそう」マリノスで“現プレミア智将の通訳”から監督へ…“3年連続昇格”J3クラブ躍進の舞台裏を包み隠さず語る