「メジャーのレベルに達してなかった」元中日・小笠原慎之介の本音評…ナショナルズ番記者に現地で直撃…電撃昇格→わずか2試合でマイナー降格のウラ側 

「メジャーでの2度の登板は、僕はそこまで悪くなかったと思うよ。デビュー戦は、かなり緊張してナーバスになっていたし、それが立ち上がりの不安定さにつながっていたと思う。試合後、彼自身ももっとリラックスして投げたかったと言っていた。そして最初よりリラックスして投げた2試合目は、最初の登板より安定感を増し、制球も良くなっていたし、切れも増し、まずまずの投球ができていた。1試合ずつメジャーで経験を重ねていけばさらに良くなるという可能性を示すことができたと思う。この調子でいけば、将来的にメジャーで成功することはできると思う」

ナショナルズは小笠原を諦めてない？

　それでは、今季中に小笠原のメジャー再昇格はあるのだろうか。ゴールデン記者に聞いてみた。

「それについては、確実なことは言えない。ナショナルズには他にも試してみたい若手投手がたくさんいるからね。投手陣で誰かケガで離脱した場合、次にどの若手をメジャーに上げるか、球団はだいたい決めていると思うが、その1番手がオガサワラかどうかはわからない。だが2番手くらいにはいるかもしれない。ケガ人の穴埋め的なスポットスタートなら、今季中にもチャンスはあるだろう」

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　前出の辛口のザッカーマン記者も、今後への期待もないわけではないと話す。

「彼は2年契約（総額350万ドルのメジャー契約）なので、来季もチームにいる。先発ローテは5番手が定着していないし、今季中に再びチャンスが巡ってくる可能性はある」

　マイナー再降格後、小笠原は傘下3Aロチェスターで7月20日に最初の先発登板を行い、5回まで6安打無失点、2四球2奪三振と好投した。こうしてマイナーで結果を出し続ければ、チャンスはまた巡ってくるというのが地元記者たちの見解。それをものにできるかどうかは、小笠原次第だ。