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〈マンガ〉「アメリカに阪神・岡田前監督ユニの外国人が…」浦和とマリノスサポ夫婦がクラブW杯現地観戦で仰天した話「パ、パンケーキが1万円」
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千田純生JUNSEI CHIDA
photograph byJunsei Chida/Getty Images
posted2025/07/16 11:01
浦和レッズが戦ったクラブW杯。夫が漫画家のサポーター夫婦が観戦に行ったところ驚きの連続だった
「えっ、2人で70ドル(約1万円)って」
なんて高額なんだ。写真を見てもらえれば分かるんですが、超絶オシャレにトッピングされているわけでなく、フツーのパンケーキなんですよ。でもこういう時の妻氏は強い。
「せっかくアメリカに来たんだからいいじゃない!」
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その一言で値段を気にせず楽しんだつもりでも「来月のカード請求、恐ろしいな……」と心の奥底では弱音が。それも楽しいアメリカ旅の思い出の一部ですけど。
世界の壁を感じたインテル戦と、異文化体験
渡米6日目に、グループステージ第2戦のインテル戦がありました。土曜日とあって、リーベル戦よりも多くのレッズサポーターが集結しました。ビジュアルまで作って全力で応援していました。そのサポーター勢を見ていると……。
「えっ……なんでロマニスタいんの?」
セリエAのローマ好きまで混ざってレッズを応援――そんな国際色豊かな光景が見られるのは、アメリカだからなのかもと思いました。
試合は先制するも土壇場で逆転負け。「世界の壁は厚かった。でも戦える力はある」。妻氏はポツリとこんな風に口にしていました。浦和サポの世界に対する強い思いとともに、「次のクラブワールドカップに向けての戦いはこの瞬間スタートしているんだろうな」と僕は感じました。マリノスもまずはJ1残留に向けて頑張ってほしい……。
食事面でも発見がありました。シアトルで食べたシーフードはどれも絶品。じゃがいも大好きの妻氏はアメリカのフライドポテトやマッシュポテトを頬張りまくっていました。
「日本食がすぐ恋しくなるかと思っていたけど、アメリカの料理を堪能できたねー」
夫婦の絆を深めたサッカー遠征
帰国は韓国経由で、カジノ付きホテルにおまけの1泊。「カジノはもうこりごり」なのでやりませんでしたが(笑)、充実した旅の余韻に浸りました。
「次もどこかに夫婦で海外遠征できればいいな。とはいえ1週間以上は味噌汁が恋しくなってしまうなー」
という言葉で締めくくられた今回の旅行。サッカーを通じて夫婦の絆を深め、異文化を体験する素晴らしい経験でした。もし来年、北中米W杯を観に行くファンがいるなら……円安物価高があっても、ぜひアメリカを楽しんでほしいなと思います。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。


