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「兄がブライトンまで来ました」シャイな三笘薫28歳が初めて“お兄ちゃん”について語った日…三笘が笑顔を見せた“3つ上”兄のひと言とは? 

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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photograph byGetty Images

posted2025/05/26 17:40

「兄がブライトンまで来ました」シャイな三笘薫28歳が初めて“お兄ちゃん”について語った日…三笘が笑顔を見せた“3つ上”兄のひと言とは?<Number Web> photograph by Getty Images

写真は今シーズン最終戦。ブライトンはトッテナムに4-1で勝利。三笘薫28歳も1アシストと活躍

 ブライトンは常にボールを持てるようなチームではありません。相手次第で、ボール保持ができない試合もある。こうした状況で、相手に最も打撃を与えられるプレーをしないといけない。今のブライトンの戦術上そうなってるだけかと思いますが、(ワンタッチでのゴールが増えたことを含めて、自身のプレースタイルが変わったことにより)ゴール数が増えていると思ってます」

あえて遠藤航の“後ろ”を狙った

 この試合のもうひとつの注目ポイントは、三笘と遠藤航のマッチアップだった。

 後半32分から、リバプールは遠藤を右サイドバックとして投入。同じサイドで、日本人対決が実現した。

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 実は、後半24分に三笘が得点した直後、リバプールのアルネ・スロット監督は、アップ中の遠藤を急いでベンチに呼び寄せていた。フィールドでのプレーがなかなか途切れず投入は遅れたが、リバプールは対人守備に強い遠藤を「右SB」として三笘にぶつけてきたのである。

 だが三笘は、終始遠藤を翻弄した。遠藤にロングボールで競り勝ったかと思えば(後半32分)、遠藤とイブラヒマ・コナテの間を通す絶妙なクロスで好機を演出(同34分)。そして、逆転ゴールも三笘が起点だった。

 左サイドでボールをキープした三笘が十分にタメをつくり、遠藤を引き付ける。フリーで縦のスペースに走り込んだマット・オライリーからクロスが入ると、最後はジャック・ヒンシェルウッドが押し込んだ。

 試合後、三笘に「遠藤選手がSBとして同じサイドに入ってくると予想していたか?」と聞いてみると、「いや、全くしていなかったです」と言う。ただ、遠藤が右SBに入ることが分かると、こう考えた。ポイントは「途中出場の難しさ」にあった。

「(遠藤の)後ろのスペースを使おうと思ってました。交代で入ると、(投入から)最初は難しい。実際、僕も交代で入ると最初は難しいですから。自分が試合に早く出場していた分、プレー強度のところで、相手の息が上がる。そこを利用しようと思ってました。自分も相当きつかったですし」

【次ページ】 「(“腰痛”の理由は)たくさんですね」

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