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「44試合は多すぎる」SVリーグ優勝監督が本音…なぜ苦言を? 大阪マーヴェラスがバレー界に投じた一石「女子バレーが強くなるために何が必要か」 

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田中夕子

田中夕子Yuko Tanaka

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posted2025/05/07 11:05

「44試合は多すぎる」SVリーグ優勝監督が本音…なぜ苦言を? 大阪マーヴェラスがバレー界に投じた一石「女子バレーが強くなるために何が必要か」<Number Web> photograph by SV.LEAGUE

大阪マーヴェラスをSVリーグ初代女王の座に導いた酒井大祐監督(43歳)

「まず第一に、このレギュレーションにありえない。チャンピオンシップができたことはいいと思いますが(男子は1、2位がクォーターファイナル免除に対して)、女子はレギュラーラウンド1位のアドバンテージがない。そもそも、レギュラーラウンドの試合数が44試合というのは選手のコンディションを考えれば多すぎる。そのうえ2試合しか対戦しないチームもあれば、4試合対戦するチームが存在するように対戦数も不均等。ビジネス的側面としていろいろな考え方はあると理解していますが、戦い切る選手たちの心と身体の疲労は大きい。男子に比べて女子は集客も苦労する中で、女子バレーをどう盛り上げるか、日本の女子バレーが強くなるために何が大切なのか。もっと考えるべきことがあるのではないかということは、もっと現場を見て、考えてほしいなと切に願います」

 女子ファイナルの観客数は4310名に対し、同日に開催された男子ファイナル初戦には1万1487名の観客が会場を埋め尽くした。人気、実力共に先行する男子に追いつくために選手強化、育成は大きなテーマになる。だからこそ、酒井は声を上げる。

 挑戦を貫いた1年目の指揮官が、SVリーグと女子バレー界に一石を投じた。

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