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“最高評価”自由獲得枠で巨人入団…“世代No.1の逸材”野間口貴彦はいま何している?「巨人を選んで後悔はない」でも「オレンジ色はもう…(笑)」
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沢井史Fumi Sawai
photograph byFumi Sawai
posted2025/04/28 11:04
現在オイシックス新潟でコーチを務める41歳になった野間口貴彦。世代No.1の前評判で巨人に入団したが、プロ生活は順風満帆とは行かなかった
一方で「他にたくさんのスタッフがいますから、自分はチームがうまく回るようにしていくだけ。だから指導者という感じではないんですよ。勝さんからも“ノマの好きなようにやったらいいんじゃない”と言われているので、自分が思うようにやらせてもらえているのかなと思います」と明るく笑う。
それでも、チームの未来も託される立場でもある。今後を見据えた問いに、野間口は澱みなくこう返す。
「プレッシャーを感じることはないですね。元々、NPBの形がある訳ではなく、独立リーグから始まったチーム。そういう意味ではやりやすさの方があります。色んな課題や上手くいかないことの方がいっぱいあるかもしれないですけれど、新参者として色んなものに色をつけていくというか、自分のイメージしている方に持っていきやすいのかなと思っています」
「オレンジ色はやめようかな(笑)」
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真っ白なキャンバスに自分の好きな色を塗る。野間口の指導者としての歩みは、きっとそんな感覚なのだろう。
ただ、ある“色”に関してはやや難色を示した。
「来年は(チームカラーの)オレンジ色はやめようかなって思っていたりするんですよ(笑)。僕は巨人時代からずっとオレンジなんです。たぶん20年以上ですかね……チームが違っても20年も同じ色のチームでやっているのってありますか? 自分としてはオレンジが特に好きな訳ではないし、野間口ってオレンジ色やなって思われるのがなんか嫌で。いっそのこと(シダックス時代の)真っ赤にしてやろうかとも思いましたけど、オレンジ色は自分のラッキーカラーなんですかね」
きっとそうなのだろう。オレンジ色に導かれた運命。野間口の指導者人生のその先は、きっとオレンジ色よりも明るいはずだ。

