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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
「ドジャース佐々木朗希は“回転数”が心配だね…」NHK解説者が指摘する、“あの完全試合”の時との決定的な差「約400減っている数字」
text by

沼澤典史Norifumi Numazawa
photograph byNanae Suzuki
posted2025/03/28 18:31

3回を投げて5四球と制球に苦しんだ佐々木朗希のメジャー初登板。解説者の目にはどう映っていたのか
「可能性はありますよ。山本は同じ失敗を繰り返さない選手だから、今季は怪我もなく投げ続けられるはず。投げ切ったら15勝以上はするだろうからね。俺もサイ・ヤング賞を期待しています」
「大谷は首位打者をとれそう」
また、大谷は巨人戦と19日のカブス戦で、いずれもホームランを放った。18日カブス戦でもツーベースを含む2安打と好調を見せている。
「今年は首位打者をとれそうなくらい調子がいいと思う。ツーベースのときみたいに、体勢を崩されてもいい打球が飛んでいるからね。3割2分くらい打てれば首位打者は取れるでしょう。バッティングに関してはもう心配ないよ。打撃タイトルには全部絡んでくる。ピッチングについては、本人は投げたくてしょうがないんじゃないかな。練習中のキャッチボールを見ていると、肩のラインを意識して投げているのがわかる。体の使い方が上手くなっているし、調子もよさそう。おそらく5月以降の試合からイニングを限って投げると思うよ。ドジャースは地区優勝するだろうから、ポストシーズンに投手としての全開を持ってくるんじゃないかな」
「今永は全然違うピッチャーになった」
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一方、カブスの鈴木はドジャース戦2試合でノーヒットに終わった。チャンスで回った場面もあったが、思うような結果が残せなかった印象である。
「鈴木は、結構力んでたように見えたね。やっぱりドジャースのピッチャーはいいから、そう簡単には打たせてくれない。でも、まだ2試合だから心配はいらない。このまま引きずらないといいけど、次の試合まで期間が空くから大丈夫でしょう。今年こそシーズン30本塁打を期待します」
同じくカブスの今永は、4回無失点、被安打0、与四球4という結果だった。やや四球が多かったが、打たれたヒットは0で試合を作った。