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「超攻撃的。モリヤスを批判できようか、いや…」トルシエが森保ジャパンに太鼓判「クボがゴールした瞬間、監督と選手の関係は良好だと」
text by

田村修一Shuichi Tamura
photograph byKiichi Matsumoto
posted2025/03/24 18:20

バーレーン戦後、選手から祝福のウォーターシャワーを浴びた森保一監督。日本代表は好循環の中にあるとトルシエも見ている
「チームは統一感を保ち続けている。多くの選手がヨーロッパでプレーし、イングランドやドイツ、フランス、スペイン、イタリアで日常的にレベルの高い舞台で戦っている。彼らにとって森保はローカルな監督だが、そのことがデメリットになってはいない。久保がゴールした瞬間、彼は森保のもとに直ちに駆け寄っていった。森保と選手たちが良好な関係にあることを示したシーンだった」
――次のサウジ戦では、プレッシャーから解き放たれた日本はどんな戦い方をするでしょうか。
「森保は選手を代えてくるだろう。予選突破を果たしたことで、彼はいろいろな選手にチャンスを与えるはず(※森保監督は24日の前日会見で、先発メンバー入れ替えを示唆)。しかしホームゲームである以上、結果も追求しなければならない。低調なパフォーマンスに陥らないためにシリアスに準備する。ここから選手は新たな責任を負う。予選は突破した。これからの試合でも存在感を示し、この勢いを維持し続ける必要がある」
日本はアジアNo.1。野心を体現した
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――アジアの中でも改めて存在感を証明できたでしょうか。
「日本はアジアNo.1であり、多くの選手がヨーロッパ――それもビッグクラブでプレーしている。そうした事実と自らの野心を、ピッチ上で存分に体現した。これで大丈夫か。そろそろ食事に戻りたい」
――十分です。メルシー・フィリップ、ボンアペティ。〈サッカー日本代表特集:つづく〉
