「青学大・箱根駅伝4連覇を支えた無双のエース」や「あの金髪個性派ランナー」も…今年現役に別れを告げる選手たちを大調査！＜一覧リスト付＞

　森田歩希（GMOインターネットグループ）は、惜しまれながらの引退になった。2015年に進んだ青学大時代は、無双だった。2年時に全日本大学駅伝6区で区間賞を獲り、優勝に貢献してMVPを獲得。第93回箱根駅伝では4区2位で、チームを総合優勝に導いた。94回大会では2区を任され、相澤晃（東洋大）や鈴木健吾（神奈川大）を抑えて区間賞を獲得して箱根4連覇に貢献した。

青学大で主将とエースを張る

　主将でエースになった4年時は箱根直前、故障に悩まされたが3区区間新をマーク。優勝には届かなかったが、3大駅伝には計7回出走し、区間賞3回、区間2位3回、3位が1回と、安定してハイレベルの走りを見せ、鮮烈な印象を残した。

青学大4年時の95回箱根駅伝では主将として3区で区間新を記録した森田歩希（左）　©Yuki Suenaga

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　GMOインターネットグループに入社し、1年目は5000mと10000mの自己新を更新。20年のニューイヤー駅伝は、3区7位でチーム総合5位に貢献した。その後はコンディション不良などがあって、なかなか結果を出せない時期が続いた。

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　22年の実業団ハーフマラソンで61分28秒の自己ベストを更新し、上昇のキッカケを掴む。23年にはホクレンディスタンスでタイムを狙うために、湯の丸で合宿をして調整した。だが、ホクレンの北見大会での5000mは14分28秒51に終わる。レース後、腰に手をやり、何ともいえない表情を浮かべていたのが思い出される。

　つづく日体大長距離競技会の10000m、翌年3月の平成国際大5000mともにDNF。学生時代の勢いのある走りを取り戻せず、昨年6月の函館ハーフがラストレースになった。

　大学時代から学力が高く、入社後は金融などの資格を取るために勉強していた。しばらく社業に専念しながら、自分の将来を考えていくことになりそうだ。

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