「クボは天才的…ポルトガル語も話せるとは」名ブラジル人FWが語る“新旧日本代表”リアル評「ジュンヤは突破力、モリシゲはハードだ（笑）」 

「まだ非常に若かったけれど、ボールタッチが天才的で、難しいプレーをいとも簡単にやってのける。状況判断もいい。もう少しフィジカル能力を鍛えたら、とてつもない選手になると思った」

――当時、彼とはどんな話をしたのですか？

「彼はスペイン語以外にポルトガル語も話せるから、意思の疎通は容易だった。ある時、『どうしてそんなにうまいんだ？』と聞いたことがある。苦笑いして『いや、ただボールに触るのが好きなだけです』と謙遜していたな」

今ではファンとしてクボのプレーを応援している

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――現在、彼はスペインのラ・リーガで活躍しており、日本代表の常連でもあります。彼のプレーを見ていますか？

「可能な限り、見ているよ。かつてのチームメートだから、とても気になるね。今では一人のファンとして、彼のプレーを楽しみ、応援している。日本代表のエースになって、来年のW杯で日本の攻撃を牽引してほしい」

――その一方でFC東京はナビスコ杯（現ルヴァン杯）を3回、天皇杯を1回制覇していますが、Jリーグ優勝には手が届いていない。2019年は最もJリーグ優勝に近づいたシーズンでしたが、優勝するには何が足りなかったと思いますか？

「足りないものなんて、ほとんどなかった。モリシゲという守備の柱とチームリーダーがいて、僕、ナガイ、ケイゴ、MFケント（橋本拳人）ら中堅がいて、前半だけだったけどクボのような才能豊かな若手もいた。強いて言えば、クラブの伝統と経験がまだ少しだけ足りず、そのせいでシーズン中盤以降、いくつかの試合で勝ち点を取りこぼしてしまったような気がする。ただ、クラブの伝統は、苦労しながらタイトルを手にすることによって培っていくものでもあるからね……」

ACLではアンフェアなプレーを受けたんだ

――2020年、FC東京はアジアチャンピオンズリーグに出場しました。しかしあなたはグループステージ中盤戦以降から、出場できなかった。

「あの時は、日本では受けないアンフェアなプレーを受けたんだ」

〈つづく〉

#4に続く

「マツキは将来の日本代表主力、ミトマは規格外」ディエゴ・オリヴェイラ34歳のFC東京＆日本愛は引退後もアツい「こんな敬意を払う国は…」

#4

「マツキは将来の日本代表主力、ミトマは規格外」ディエゴ・オリヴェイラ34歳のFC東京＆日本愛は引退後もアツい「こんな敬意を払う国は…」

#3

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#2

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#1

《34歳電撃引退の真相》「高齢の両親、家族と過ごしたくて…」「FC東京だけでなくセレッソの心遣いも」J1通算74得点の名ブラジル人FWが激白