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「井口資仁さんや小早川毅彦さんもノリノリで」『ワースポ×MLB』三宅絹紗アナ“決めポーズ”の真相と不思議な縁…「バイト時代もドジャース担当」
text by

佐藤春佳Haruka Sato
photograph byHirofumi Kamaya
posted2024/12/11 11:03
三宅絹紗アナにやっていただきました、「Today's SHO-TIME!」
父娘二代の夢を叶えた三宅アナウンサーだが、10代の頃には大きな挫折を経験している。3歳からクラシックバレエに熱中。憧れていた宝塚歌劇団に入るため宝塚音楽学校を志した。しかし中学3年生から4回挑戦できる受験は、全て不合格に終わった。
食事制限までして挑んだけれど
三宅 中学1年生の頃に、雪組の『エリザベート』を観劇して夢中になったんです。最初の受験はボーっとしていたら終わってしまったんですが、2度目からは受験スクールにも通ってバレエや歌など必死に取り組みました。最終試験までは行ったんですが、合格発表では毎年受験番号がなくて……夢破れました。
――思いが強かった分、現実を受け止めるのは辛いですね。
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三宅 合格発表の後は真っ白になりました。当時は極端な食事制限をしていて、受験前は栄養補助食品を朝に1つ食べるだけ、というような生活でした。不合格とわかった後、家族が気分転換に焼肉に連れていってくれても、ロース1枚口に入れると気持ち悪くなってしまうほどで。胃が受け付けないんです。今となれば成長期に本当に良くないことをしたと思います。
――挫折を経験して、乗り越えたことが今に生きている部分はありますか?
三宅 後になって「あれをやっておけば良かった」と後悔したくないので、後回しにせずにできる時にベストを尽くす。何でも全力でやる、というのはあのとき学んだことです。いい意味で精神力の強さも身につきました。毎日生放送に出ていて緊張することもありますが、死ぬわけじゃないんだし、何があっても大丈夫、って思える。夢を応援してくれた家族や友達の温かさを感じることができたのも大きいですし、今となっては挫折の経験は財産でした。
レジェンド解説者との関係は…
『ワースポ×MLB』の番組内では度胸満点のその姿が垣間見える。共演する解説者は井口資仁さんや小早川毅彦さん、斎藤隆さん、福留孝介さんなど錚々たる顔ぶれだが、野球の技術の話を深掘りしたり、時には軽妙な掛け合いを見せたりと朗らかに進行している。

