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「藤浪、来年は契約ないだろうけど…」NHK解説者が語る、藤浪晋太郎30歳“戦力外通告”からの復活プラン「まだ30歳…オファーする球団も出てくる」
posted2024/09/06 18:11
text by
沼澤典史Norifumi Numazawa
photograph by
AFLO
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武田一浩氏が「日本人選手はみんな優秀です」と述べるように、大谷翔平が前人未到の43-43を達成した裏で、日本人メジャーリーガーも大きな活躍を見せている。
大谷と同じドジャース所属の山本由伸投手は、右肩腱板損傷の影響で調整中だったが、現地時間8月28日のマイナーで2回を投げて1失点。再びマイナーでの登板を経て、9月10日カブス戦で復帰予定だという。
「山本は順調に回復していると思いますよ。この前、投球を見たら大丈夫そうでした。ドジャースはほぼ地区優勝は確実ですから、チームとしてはポストシーズンでの活躍を山本に期待しているんじゃないかな。タイラー・グラスノーも含めて、そこで貢献してくれればと」
一方、今季休まず投げているのは、カブスの今永昇太投手だ。8月は3勝を挙げ、勝ち星は大台の二桁を突破し、11勝となった(その後、9月4日に12勝目)。以前の連載で武田氏は「シーズン13勝」と予想したが、その数字は十分射程範囲と言える。
「カブスは現在2位につけ、チームの状態もいい。打線の援護も期待できるため、もしかすると15勝まで伸びるかもしれませんね。結局、ストレートとチェンジアップを主体にしています。スライダーなど他の変化球を多投していないので、ピッチングの引き出しはまだあります。怪我さえしなければ、来年も同じような活躍はできると思いますよ。ただ、今永は日本にいるときは戦列を離れがちだったので、来年も1年間ローテを守れるといいんだけど……。千賀のようにならないことを期待します」
「今シーズンは復帰しなくていいと思うよ」
武田氏が引き合いに出した千賀滉大投手(メッツ)は、故障の影響で今季は1登板にとどまっている。その登板試合でもふくらはぎを痛めるなど、現在まで調整が続く。一部報道によるとシーズン終盤の9月25日に復帰する可能性があるというが、武田氏はこの登板に否定的だ。