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「“ドジャースのショウヘイ”として見るのは何か違う」トラウトやエンゼルス後輩の“大谷翔平愛”は永遠に…170キロ腕「貴重なユニだからね」 

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photograph byMeg Oliphant/Getty Images

posted2024/09/06 06:01

「“ドジャースのショウヘイ”として見るのは何か違う」トラウトやエンゼルス後輩の“大谷翔平愛”は永遠に…170キロ腕「貴重なユニだからね」<Number Web> photograph by Meg Oliphant/Getty Images

エンゼルス戦での大谷翔平。古巣の愛情を受けた連戦後も「ヒリヒリした9月」の戦いは続いていく

 今年8月、33歳となったトラウトは、近年故障に泣かされている。さらにエンゼルスではいまだにポストシーズン進出は1度だけで、トレードのうわさも絶えない。2023年WBC決勝で投手・大谷翔平と対決したあの日のように……大舞台に立つ姿を見られるだろうか。

オホッピーにネト…大谷の教えを受けた後輩の台頭

<名言2>
9回の打席前に“2本目を打って”と言ってきたんだ。
(ローガン・オホッピー/NumberWeb 2023年10月11日配信)

 https://number.bunshun.jp/articles/-/859183

◇解説◇
 2024シーズン、大谷が去ったエンゼルスはトラウトの負傷禍も重なるなどア・リーグ西地区最下位で、例年と同じく苦しい戦いを強いられている。

 とはいえ、希望の光がないわけではない。若い力の台頭が見え始めているからだ。

 野手の代表格が、24歳の捕手オホッピーと23歳の遊撃手ザック・ネトである。

 ともに2023年からレギュラーポジションを掴みつつあった2人は今季、主力として完全定着。オホッピーは18本塁打を放つなど“打てる捕手”となり、スピードとパワーを兼備するネトも「20-20」を達成。オホッピーにベンチで“ホームランおかわり”をリクエストする茶目っ気エピソードは大谷らしいが、間近で見ていたからこそ彼らのポテンシャルを感じ取っていたのかもしれない。

 一方でこんなエピソードもある。

 2023年9月、右脇腹を痛めたのとポストシーズン進出が絶望的になったこともあり、大谷は残り試合の欠場が決まった。しかしそんな中でもネトに対して身振り手振りを交えて、バッティングのアドバイスを送っていた。さらに関係者の話を総合すると、登板時にバッテリーを組んでいたオホッピーとのコミュニケーションも直接、英語でやり取りしていたという。この姿勢について、当時のフィル・ネビン監督が「若手は翔平の靴下のはき方から、人と話すときの様子まで見ている」と評したのも自然なことだろう。

 さらにネトも、大谷への感謝を忘れていない。大勝した24年9月4日のドジャース戦後、NHKのフラッシュインタビューを受けてこう語っている。

「去年までのチームメートだったし、打撃指導を受けて助けてもらった。彼のドジャースでの今後の幸運を祈っている」

 大谷の真摯な姿勢が、後輩たちの教科書となったのは間違いない。

“170キロ剛腕”が大事にする大谷ユニ

<名言3>
もう残り少ない貴重なものだから。
(ベン・ジョイス/NumberWeb 2024年7月31日配信)

 https://number.bunshun.jp/articles/-/862423

◇解説◇
 今回のエンゼルスvsドジャースの2連戦で強烈なインパクトを残したのは、大谷やベッツ、ウォードらお馴染みの面々だけでなく……23歳のジョイスもだった。

【次ページ】 今のエンゼルスも楽しくやりがいがあるよ

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