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「この質問を待っていて…」今永昇太が“思わずニヤッ”…じつは大谷翔平より長く報道陣に囲まれていた、オールスター初出場の「舞台ウラ」 

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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posted2024/07/17 17:03

「この質問を待っていて…」今永昇太が“思わずニヤッ”…じつは大谷翔平より長く報道陣に囲まれていた、オールスター初出場の「舞台ウラ」<Number Web> photograph by Getty Images

初出場のオールスターで多くの報道陣に囲まれたカブスの今永昇太

「自分の人生には正解しかないと思うので、僕が下した判断はすべて正解になるってことを自分が証明していくので、シカゴに入ったこと、アメリカに来たことは正解だったと思います」

 いかにも哲学者らしい答えに、聞いたリポーターもニヤリ。

 この大勢のカメラを見てどう思うかと尋ねられると、

「ちょっと負けているので、オールスターが終わるくらいには、大谷君にカメラの数で勝てるようにがんばります」

 とジョークを飛ばした。

今永が思わずニヤッ「この質問を僕は待っていて…」

 囲み取材の中で、今永が聞かれて思わずニヤッとした質問があった。数カ月前にアメリカに来て一番驚いたことは赤信号でも右折できることだと言っていたが、2カ月経って、それを超える驚きはあったか、というものだった。

「この質問を僕は待っていて、この質問が来た時に絶対答えようと思っていたことがあって」

 今永はすかさず答えた。

「日本と米国の蛇口が違う。お風呂とかの蛇口が違うんですけど、日本は温度設定をして、ただ水を流せばいいんですけど、アメリカの場合はひねって温度を変えなければいけないので、いつもめちゃくちゃ熱いとかめちゃくちゃ冷たいとかでシャワーを浴びているので、それが早く一発でちょうど良い温度にできるような練習をしたいと思います」

 その答えを聞いたリポーターもニヤリと笑みをこぼしたので、今永は「今朝もぬるいシャワーを浴びていたので、練習をしている途中です」と付け加えさらに笑いを誘った。

【次ページ】 質問が終わらない…日米の報道陣から大人気

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