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熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「初恋の女性と二度と会えない」号泣スアレス16歳が「噛みつき、W杯でゴール阻止ハンド」狂気のFWになるまで〈親友メッシと再タッグ〉
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byMike Ehrmann/Getty Images
posted2024/01/07 17:01
21世紀を代表するストライカーの1人と言っていいルイス・スアレス。ただし若き日の行動は世界中で物議を起こした
スアレスも、優れたストライカーでありながら、時として自分の感情を抑えることができず、非常識極まりないことを仕出かす。
それでも「どんなことをしてでもゴールを陥れよう」、「何が何でも試合に勝つのだ」という凄まじい闘志は、これまで在籍したすべてのクラブでサポーターとファンから深く愛された。
夜、ヒザが痛くて眠れないこともあるんだ
友情にも厚く、バルセロナ時代に親交を結んだメッシの呼びかけに応えてインテル・マイアミへ加わった。
「近年は、膝の痛みを常に感じている。夜、痛くて眠れないこともあるんだ」と打ち明ける。しかし、膝の不安を除けば身体能力、技術、決定力はまだまだ健在だ。
インテル・マイアミではメッシらと共にどんなプレーを見せるのか、チームの勝利にどれだけ貢献するのか、そしてまたしても問題行動を起こすのか否か——。色々な意味で、フットボール・ファンの注目を集める存在だ。
<第1回からつづく>