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悔しそうにユニフォームを噛む久保建英の足にテーピングが…“過密日程のち不運ドロー”の翌日「仏紙のCLソシエダ注目選手」になっていた
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2023/12/20 17:31
今は亡きラ・レアルのサポーター肖像画フラッグを背にした久保建英。CL、リーガと過密日程が続く中で奮闘を続ける
そして終了間際89分、サディクの落としに走り込んだ久保が渾身のシュートを放ったがGKに弾き出された。久保にとって最大のゴールチャンスだったが、守備タスクにも追われた最終盤での影響もあっただろうか。
その流れからサディクがゴールを決めたが、チームにとって3度目のオフサイドでのゴール取り消しとなってしまった。
アディショナルタイムには、久保がキッカーとなりCK、FKから最後まで勝利を追い求めたが、ソシエダボールのCKが蹴られる直前に終了のホイッスルが鳴らされると審判に詰め寄るシーンもあり、チームとしては納得のいかない、後味の悪い無得点ドロー決着となった。
CLの相手はPSG、欧州全体でも注目選手に
ソシエダは週中の21日に年内最後となる試合をカディスのホームで戦う。また1月に入ると、アジアカップが開催されるため、日本代表として戦う久保の去就に注目が集まる。
そして18日に行われたCL決勝ラウンドの抽選会でソシエダの相手がPSGと決まった。
すると早速、フランス紙レキップのweb版に掲載されたソシエダ記事のトップ画像には久保が使われており、アジアカップの日程上、久保が第1戦にいるかどうかという“存在の有無が触れられていた――。