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ドラフト指名漏れで話題「“順位縛り”は個人的に疑問です」谷繁元信(元中日監督)が持論「確かに4位以下は契約金が安いですが…」
text by
谷繁元信Motonobu Tanishige
photograph byAsahi Shimbun
posted2023/11/03 11:06
ドラフト会議で指名を待つ広陵高の真鍋慧(右)。左は野球部の中井哲之監督
1位の横山聖哉選手(上田西高)しかり、4位の堀柊那選手(報徳学園高)しかり。3年後、4年後にかけて、彼らがどう育っていくのかが楽しみです。
来年すぐに結果が出るかどうか、という観点から見ると、やはり横浜DeNAの度会隆輝選手(ENEOS)が気になります。果たして、どこを守って何番を打っているのか……。どんな形であれ試合には起用されると思うので、彼の活躍にも注目したいですね。
度会選手にかぎらず、来年は今回のドラフト上位選手がけっこう試合に出ているんじゃないかと予想しています。1位指名のうち、横山選手とソフトバンクの前田悠伍投手(大阪桐蔭高)という2人の高校生を除いた10人は、ほぼ即戦力として一軍に入っていそうだな、と。結果はフタを開けてみないとわかりませんが、今すぐにでも試合で投げられるレベルの投手ばかりという印象です。
オリックスとソフトバンク以外の10球団はドラフト1位の選手がハマれば間違いなく戦力アップになりますから、その結果がすぐに表れて優勝争いに絡む可能性も十分にあるでしょう。まずは来年、ルーキーたちの活躍を楽しみに見守りたいと思います。
(構成:NumberWeb編集部)
<「セ・リーグ編」、「パ・リーグ」編から続く>