実は今でも時々、ラグビーボールで遊ぶことがあるという。

「コロナ禍で外で練習できなかった時期なんかはよく、室内練習場でキックしていました。動画撮ったのがあるんですよ。見ます？」

　スマホ動画には凄まじい速度の低弾道キックを放つ清宮の姿が……。「今からでもいける？　いやいや、絶対無理です！」とかぶりを振りながらも、ラグビーのことを話す姿は本当にイキイキとしている。

　そもそも、清宮にとってラグビー界のレジェンドである父・克幸さんはどんな存在だったのだろうか？

「いやあ、カッコよかったですね。現役時代のプレーも映像で見たことがあります。実は話し方が僕にめっちゃ似ているんですよ。4年生の大学選手権での日体大戦だったか、インタビューに答えているんですけど、見ていて『僕？』って驚きました。声も超似ているし、受け答えの仕方もそっくり！　本当にびっくりしました。父親は偉大な存在ですね」

　そんな清宮にとって、克幸さん以外にもう一人、憧れのラグビー選手がいた。甘いマスクでも人気を博した世界的スターとの意外な交友とは――。

◇　◇　◇

後編では、あの名選手を前にして目をキラキラさせる清宮少年の秘蔵写真や、「ラグビーW杯の楽しみ方」を熱く語っている。

〈続く〉

#2に続く

清宮幸太郎（24歳）“ラグビー日本代表”も夢じゃなかった？ 今も愛するラグビーへの特別な感情「簡単に“ベスト8”なんて…」の真意《秘蔵写真も発見》