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「妻がオオタニの写真を…ツラい」敵軍の監督・オールスター選手が明かす“家族が大谷翔平ファン”の現実…ジーターも衝撃「スポーツ界で最高」 

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水次祥子

水次祥子Shoko Mizutsugi

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posted2023/07/13 11:01

「妻がオオタニの写真を…ツラい」敵軍の監督・オールスター選手が明かす“家族が大谷翔平ファン”の現実…ジーターも衝撃「スポーツ界で最高」<Number Web> photograph by Getty Images

オールスターで話題を独占したのは、やはりエンゼルスの大谷翔平だった

 メジャーリーガーの家族が大谷に夢中になっているケースは珍しくない。例えばロイヤルズのベテラン右腕ザック・グリンキーの長男ボーデくんは昨年7月、大ファンの大谷からサインをもらいツーショット写真を撮った。そのうれしそうな様子は、グリンキーの妻エミリーさんがインスタグラムに投稿している。ツインズのカルロス・コレア内野手は、妹のレイバイサンドさんが大谷の熱狂的ファンであるため、妹の14歳の誕生日だった昨年8月に大谷との対面をお膳立てしたことで話題になった。

妻が大谷ファンの監督「ツラくなるときも…」

 アストロズのダスティ・ベイカー監督も、妻のメリッサさんが大谷ファンであることをたびたび口にしている。このオールスターではア・リーグチームを指揮する監督として参加し、試合前日の会見で大谷をこう評した。

「彼は、野球界で私が見た中で最も驚異的なアスリート」

 現役時代はハンク・アーロン、フィル・ニークロ、レジー・ジャクソンといった偉大な選手とともにプレーし、指導者となってからもバリー・ボンズ、オーレル・ハーシュハイザー、ケン・グリフィーら多くの名選手を指揮してきた。そうした錚々たる選手をよく知った指揮官が、大谷を最高と評価するのは大変なことだ。

「偉大な選手は何人か見てきた。しかし風のように走り、100マイル(約161キロ)を投げ、他の誰にも負けないくらい打てる選手を他に知らない。誰もが彼を自分のチームに欲しがるだろう。エンゼルスとは同リーグ同地区なのでシーズン中に何度も当たるし、オオタニとは投打両方でよく対戦しなければならない。たぶん彼は我々が対戦する中で最も礼儀正しく、最も尊敬すべき敵だと思う」

 そして最後に、メリッサ夫人のことをネタにして周囲を笑わせた。

「ときどき、少しツラくなるときもある。オオタニは試合前に私にお辞儀をしようとするんだよ。私はうつむいて、彼を見ないようにする。だって彼はお辞儀をしてからホームランを打ってしまうんだから。そのときスタンドにいる妻を振り返って見たら、ちょうど彼の写真を撮っていたんだよ」

【次ページ】 ジーターが語った「大谷トレード論」

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