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「皆オオタニのサインを」「僕は2つ」「ツーショット写真を自宅の壁に」大谷翔平が“愛され、憧れられまくりなオールスター3年史”
posted2023/07/12 19:00
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Steph Chambers/Getty Images
<名言1>
大谷が示したのは、ホワイ・ノット?(やってみればいいじゃないか)の精神だ。
(ゲリット・コール/NumberWeb 2021年7月17日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/848889
◇解説◇
大谷は2018年から投打二刀流でメジャーリーガーたちを驚かせてきた。その実力が超一流クラスへとレベルアップしたのは2021年だった。開幕からホームランを量産し、投げても奪三振を量産してエンゼルスのエース格として圧倒的なハイパフォーマンスを見せつけ、MLB史上初となる「投打同時でのオールスター出場」を果たした。
さらにはオールスター前日に行われる恒例のホームランダービーでは「日本人の出場」「投手としてキャリアをスタートさせた選手としての出場」という2つの史上初の足跡を刻むと、ソト(現パドレス)と2度にわたる延長戦でのアーチ合戦をかけた。さらにはオールスター本番では投手としては先発し、1回無失点で勝ち投手となるおまけつきだった。
俺は今季30打数ノーヒットなのに、あいつは…
レギュラーシーズンさながら、いやそれ以上のフル回転ぶりだった大谷だが、この年のオールスターは彼の話題で持ちきりだったようだ。数多くのメディアで大谷についての記事が配信される中、「大谷のメンタル調整は驚異的だ」「どうしたら、そんなことが両方ともできるのか」と二刀流をハイレベルにこなす大谷のタフさを称賛する声が並んだ。2023年のオールスターでア・リーグ先発を務めたヤンキースの剛腕コールも、大谷の“パイオニア精神”をたたえ、「最初から無理と決めつけたり、リスクヘッジばかりを考えたりするべきではない」と語っていた。
ちなみに大谷にとってオールスター初打席の相手となったマックス・シャーザー(現メッツ)はこんな風に冗談めかしてもいた。
「俺は今季30打数ノーヒットなのに、あいつは30本以上もホームランを打っている」
彼の成し遂げていることに畏敬の念を
<名言2>
皆、彼のサインを求めていた。僕は写真にサインを2つもらったよ。
(ネルソン・クルーズ/NumberWeb 2021年7月18日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/848898
◇解説◇
2021年の“オオタニ人気”はフィーバーと言って差し支えないものだった。当時の現地メディアの報道によると、ア・リーグのクラブハウスには大谷に対してサインを求める選手が殺到したのだという。
その証言者は数多い。