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「正直、ダルさんの後に行くのはヤバいなと」阪神の守護神・湯浅京己が明かすWBC決勝での”密命” 憧れのダルビッシュから受けた影響とは?
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph byKiichi Matsumoto
posted2023/06/05 17:00
昨季はセ・リーグの最優秀中継ぎ賞に輝き、独立リーグ出身選手として初のWBC戦士となった阪神・湯浅京己(23歳)。今後の自身の青写真を語った
「僕ら若い世代にもダルさんの方から話しかけてくれて、家族みたいないい雰囲気を作ってくれたんです。変化球のこと、スライダーやフォークなどの握りや腕の使い方の感覚なんかも教えてもらいました。それ以外にも栄養やサプリメントのことなど、あらゆることを知っていてアドバイスをくれた。短期間でしたけど本当に楽しくて内容の濃い時間を味わうことができました」
大会を終え、合流した阪神で7試合に登板した後、湯浅は前腕部の張りを訴えて出場選手登録を抹消された。幸い大事には至らなかったが、リハビリ中にも海の向こうのダルビッシュから連絡があり、激励と共に多くの助言を受けたという。
「自分は前腕が張りやすいので、投げ終わった時など張りやすい場所にマグネシウムオイルなどを塗ったほうがいいよとか、マッサージの仕方など代表の合宿中から色々なことも教えてもらっていました」
WBCでは登板した3試合いずれも勝負所の8回にマウンドに上がり、計2回と3分の2を投げ2安打4奪三振無失点。大任を果たした充実感の一方で、宿題も残った。
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