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「久保建英がスペイン紙の一面に!」子供サポ「タケが決めるよ」予言通りマドリーを圧倒“ソシエダの熱狂”は翌日も…カメラマンは見た
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2023/05/06 11:04
レアル・マドリー戦での久保建英。ラ・レアルことレアル・ソシエダに熱狂をもたらした
またこの時、久保が水をベンチへ催促すると、いち早く反応したのは――この日サブとなったブライス・メンデスだった。マドリー戦でのベンチに秘する思いはあったはずだが、チーム状況の良さが垣間見れたシーンであった。
61分、2枚目のイエローカードでカルバハルが退場になると、ソシエダ監督イマノルは交代策に打って出る。その際には、久保の状況を確認し、久保の意志によってプレーを継続させている。
CL出場権に向けて、5位と7ポイント差に
そして74分、久保はスタンディングオベーションで見送られ、ピッチを後にした。
85分、久保と代わって交代出場のバレネチェアがシルバからのパスをフリーで受けると、そのまま持ち込んで追加点を奪った。勝利を確定づけるゴールに、久保もベンチより飛び出し満面の笑みを浮かべていた。ソシエダは5分のアディショナルタイムをやり過ごし、2-0でマドリーに勝利。3ポイントをもぎ取った。
33節が終わり、ラ・リーガも残すところ5節となった。
すでに優勝は、2位アトレティコ・マドリーと勝ち点差13をつけたバルサの手中と目されている。引き続き関心を集めるのは残留争い、そしてCL出場権の4枠目争いとなる。今節ビジャレアルが引き分けたことにより、ソシエダは、ポイント差を7と広げることに成功した。
「ニュースに載ると思う」との通り翌日の一面に久保が
試合後、会見に臨んだ久保は、「自分の名がニュースに載ると思う」と応えていた。
そこで翌日、サン・セバスチャン旧市街へ確かめに出てみた。
街角の新聞ショップに吊るされたスポーツ紙には、同日開催だった優勝へ近づくバルサの勝利を伝える「SPORT」、マドリーの敗退を伝える「AS」、バスケの速報を伝える「MARCA」に混ざって、「MUNDO」紙の一面を見事に飾る久保の姿があった。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。