月刊スポーツ新聞時評BACK NUMBER
侍ロス、大谷ロス、WBCロス…心のスキマを埋めるのは次期代表監督の妄想人事「イチロー、古田、工藤、松坂…」
text by
プチ鹿島Petit Kashima
photograph byNaoya Sanuki
posted2023/04/01 17:01
いまだ記憶に新しい侍ジャパンの栄光の瞬間。3月24〜28日には野球殿堂博物館でトロフィー(ティファニー製)が展示され、連日長蛇の行列ができた
次は一転しておじさんたちの興味にいきます。次のWBC監督「ポスト栗山」は誰だ?という記事です。そう、おじさんたちは人事が大好き。野球は監督人事、ドラフト、トレード、FAなど人事がいっぱい。だから”オヤジジャーナル”と相性が良いのだと思います。さっそくこんな記事がありました。
『侍ジャパン次期監督の人選へ イチロー氏、古田敦也氏ら後任打診も 栗山監督勇退』(日刊スポーツ3月23日)
《候補として、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(49)が挙がる可能性があることが判明》とし、ほかにも元ヤクルト監督の古田敦也氏(57)も候補の1人となりそうだと報じている。
夕刊紙にも『侍ジャパン次期監督候補にイチロー氏浮上 本命は工藤公康氏か 松坂大輔氏、古田敦也氏も 栗山監督は退任』(夕刊フジ3月23日)という記事があった。
次期代表監督の隠し玉!?
極めつきはこれ。
『侍ジャパン次期監督にジョー・マドン氏!“大谷翔平を誰よりも理解する男”猛プッシュの声』(東スポWEB3月24日)
《侍ジャパン内部には大谷翔平投手(28=エンゼルス)の起用法を熟知する“MLB屈指の知将”の就任を猛プッシュする声がある。前エンゼルス監督のジョー・マドン氏(69)だ。》
いやー、おじさんにとって人事の話はたまらない。この時期なら書き放題という前提で楽しむのもありだ。
というわけで小学生からおじさんまで楽しんだWBCと報道を振り返ってみました。