Jをめぐる冒険BACK NUMBER
ドイツ相手に「バチバチやろうぜ」、試合後は川島永嗣と長谷部誠が…「どアウェイ」でパリ世代が得た経験は“2-2以上”にデカい
text by
飯尾篤史Atsushi Iio
photograph byDaisuke Nakashima
posted2023/03/26 11:00
敵地でのドイツ戦を2-2で終えたパリ世代の日本代表。川﨑颯太がデュエルを制する場面もあった
ドイツ戦のスタメンのうち、所属クラブで主力として試合に出ているのは細谷と川﨑、京都の山田楓喜の3人だけ。関東大学リーグが開幕していない佐藤はともかく、残りの7人はほとんど試合に絡めていない。
彩艶や山本のように試合勘のなさを感じさせない選手もいたが、明らかに出足や判断の遅い選手もいた。大岩監督が語る。
「彼らも苦しんでいると思います。普段から試合に出場している選手はすごく良かったですよね。そういうところは痛感していると思う。最後、(会場を訪れた川島)永嗣とマコ(長谷部誠)が『若いうちにしっかりともがきながら、やるべきだよ』『1日1日を大切にすべきだよ』という話をしてくれた。ピッチで感じて、言葉を聞いて、響いたんじゃないですか」
27日にはスペインでU-21ベルギー代表とのゲームが行われる。今回の欧州遠征における2戦での経験を、所属クラブに戻ってからのポジション奪取、あるいは奪回の原動力にしてもらいたい。
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