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「モリタ、モリタ」とポルトガル地元カメラマン称賛…冨安健洋vs守田英正が「試合後にユニ交換」“EL日本人対決”を撮った
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2023/03/14 17:02
守田英正と冨安健洋。スポルティングとアーセナルの一員としてELの舞台で戦った
同点になった直後、アーセナルはジンチェンコに代えて冨安を投入。ジンチェンコがイエローを受けていたこと、左サイドをエドワードに攻略されていたこともあってか、守備的な交代策に思われた。しかし投入直後、冨安は胸トラップからボールをコントロールすると、そのままDFの股を抜く見事なドリブルを見せた。
守備時にもスピードと高さを活かし、相手の攻撃をシャットアウトする安定感を見せた。さらに攻撃時にはボランチの位置に流れると、見事にボールを捌きアーセナルの攻撃のリズムを作り出した。しかし、試合はそのまま終了を告げた。
2人のユニ交換、地元カメラマンも「モリタ、モリタ」
EL決勝ラウンドの舞台で顔を合わせた日本代表は、笑顔を見せ、また真剣な眼差しで互いの健闘を讃えあうと、ユニホームを交換し合った。試合後のカメラマンルームでは、多くの地元カメラマンが「モリタ、モリタ」とプレーを称え、2ndレグの不出場を嘆いていた。
また、このキックオフ時間はファンのことを考えていない――と偉そうなことを前述したが、早い時間帯に行われたことで、試合後の急ぎ仕事を済ませてからでも食事にありつくことができた。
ポルトガル名物のイワシの炭火焼き、海鮮リゾットを仕事後のビールと共に。壁に取り付けられたTVでは、先ほど目の前で撮影していた試合が流されていた。
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