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大谷翔平はベンチで何してる? 出演CMが放映→冷やかすヌートバーに“ニヤリ”…隣で話した山川穂高の証言「聞かれたことに僕が答える、みたいな」
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph byNaoya Sanuki
posted2023/03/07 17:02
ベンチでの大谷の表情は野球少年そのものだった
「いろんな話をしましたね。相手のピッチャーとかあまり分からないようだったので、聞かれたことに僕が答える、みたいな流れでした」
どうやら大半はマウンドに上がった阪神の選手のプロフィールや、特徴、球種などの話題だった模様。日本ハムからメジャーに移籍して6年目、しかもセ・リーグである阪神の選手の情報はさすがの大谷も疎かったそうで、明るく話し上手な山川の軽妙な説明にすっかり惹き込まれていたようだ。
あんなん、競技が違う
大きな身振り手振りを見せて試合を楽しみ、盛り上げていた大谷だが、意図せずチームメートのリアクションを奪ってしまった瞬間がある。
「ヤバくないですか? ハッ?って感じ。もはや引いた。すげえとかじゃなくて」
その山川が衝撃体験を振り返る。
5回に2打席連発となる3ランホームランを放ち計6打点。2017年10月以来となる日本のファンの前で、挨拶がわりにしてはインパクトが強すぎる活躍を見せた。3回の第2打席は、低めのフォークに体勢を崩され、左膝を打席に突きながら右腕一本でバックスクリーン右へ放り込んだもの。
「ふざけとるでしょ。あんな……ふざけないでほしいな、と(笑)。ヒントになる? ならないです、全く。あんなん、競技が違う」
5回の2本目は、ドラフト6位ルーキーの左腕・富田蓮の内角ストレートに対しバットを折りながらも軽々とスタンドに叩き込んだ。
「なんて表現したらいいんだろう……マジで野球辞めたいっス」
昨シーズン41本塁打を放ったパ・リーグのホームランキングも自信喪失するほど(?)レベルの違う打棒でチームを引っ張った。