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憧れダルと“ふたりっきり”で練習…「侍ジャパンの弟キャラ」宮城大弥21歳の“愛されすぎな日常”「バス移動中のひょっこり姿」に癒された

posted2023/02/20 17:09

 
憧れダルと“ふたりっきり”で練習…「侍ジャパンの弟キャラ」宮城大弥21歳の“愛されすぎな日常”「バス移動中のひょっこり姿」に癒された<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

侍ジャパンの宮崎合宿では、ともに行動する時間も多い宮城大弥と佐々木朗希

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佐藤春佳

佐藤春佳Haruka Sato

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Hideki Sugiyama

 宮崎市内で行われている野球日本代表「侍ジャパン」の強化合宿。初の休養日となった20日午前、ひなたサンマリンスタジアムに2人の投手が現れた。身長196cmのダルビッシュ有(パドレス)の後ろから少し遅れて、恥ずかしそうに入ってきたのは171cmの宮城大弥(オリックス)だ。身長差25cm、年の差は15歳。憧れのメジャー右腕とともに休日返上の自主練習に志願した宮城は、栗山英樹監督や厚澤和幸投手コーチも見守るなか約2時間半、じっくりと汗を流した。

 関係者によると、二人はまず30分ほどストレッチやコンディショニングなどを行った後、ペアになって外野でキャッチボール。初めてダルビッシュの生きた球を受けた宮城は、終始嬉しそうな笑顔を浮かべ、時折質問を繰り出すなど貴重な時間を楽しんでいたという。

ダルビッシュとの初対面にド緊張

 二人には温かい縁がある。宮城が沖縄・興南高校3年生だった2019年7月28日、当時カブスに在籍していたダルビッシュが自らのツイッターで「興南の宮城投手いいわぁ。投げ方、球筋、総合的に好きすぎる。俺あんなピッチャーになりたかったわぁ」と呟いたのだ。

 当時宮城は夏の高校野球選手権沖縄県大会の決勝・沖縄尚学戦で延長13回を229球で完投。しかし、最後は押し出し四球を与え、興南は7-8で甲子園の出場切符を逃していた。同大会中は、2回戦から5連続完投するなど合計681球を投げ抜いてきた左腕は涙こそ見せなかったものの、3年連続を目指した夢舞台への道が絶たれ失意の中にいた。そんな背中を、力強く押してくれたのがダルビッシュのツイートでもあった。

 その後、顔を合わせてお礼を伝える機会はなく、この代表合宿が初対面。合流直前にオリックスの球団公式インスタグラムのインスタライブに登場した際には、「ダルビッシュさんに評価していただいてドラ1になれたので、そのお礼も直接言いたい。楽しみです。緊張してますけど……」と思いを明かしていた。

【次ページ】 「球界屈指の弟キャラ」宮城大弥の“愛され力”

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