都大路7区区間賞を獲った田中愛睦（八千代松陰・14分03秒93）は、千葉県高校駅伝でも4区区間賞。肩の力を抜いたリラックスした走りで、課題だったスタミナもついてきた。入学後、距離を重ねていくことで青木たちのようにルーキーイヤーからの活躍が期待できそうだ。野中恒亨（浜松工・14分11秒02）は、ラストスパートを強化し、昨年の静岡県高校総体5000mで優勝、勝負強さを身に付けた。都大路1区9位の後村光星（仙台育英・14分12秒13）は、自分が走らなければという強い気持ちをもって走れる選手で、駅伝力がある。仙台育英からは森和翔（14分17秒47）も入部予定だ。7区4位の吉田蔵之介（埼玉栄・14分18秒98）は、マラソンランナーであり、ケツメイシのリーダーでもある大蔵を父に持つが、陸上界で輝ける存在になり得るか。14分台の選手では武田寧登（上田西・14分17秒39）、辻原輝（藤沢翔陵・14分18秒44）、1区25位の山田雅貴（八頭・14分30秒14）、1区38位の廣瀬弘汰（今治北・14分31秒18）、村田幸翼（樹徳・14分40秒46）、猩々晴天（鹿児島城西・14分40秒65）らが入学予定だ。

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　国学大は、主将の中西大翔、4区4位の藤本竜、6区12位の島崎慎愛、9区10位の坂本健悟が卒業するが、箱根では平林清澄、山本歩夢ら2年生と1年生の活躍が目立つなど、各年代にエース級が揃ってきている。国学大の独特の強化カリキュラムにルーキーたちが対応し、今季の青木や上原、高山のように箱根を駆ける存在になれば国学大の悲願である箱根駅伝優勝が実現する可能性は十分にある。

スカウティング好調の早稲田

　箱根駅伝で総合6位の早稲田は存在感をアピールし、復活の狼煙を上げたが、スカウティングも好調で、有望な選手が入学してくる。

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