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プロ野球亭日乗BACK NUMBER
《独占直撃》巨人・原辰徳監督が語る新戦力…ドラ1浅野翔吾は「スーパーボールみたいな身体」ベテラン39歳・松田宣浩獲得の真意とは?
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byJIJI PRESS
posted2023/02/13 17:28
「奪還」をスローガンに掲げ3年ぶりの優勝を目指す巨人・原辰徳監督。ドラ1の浅野翔吾(左)をはじめ新戦力への期待をNumberWebで明かした
「次の監督を決めるのは僕ではないですけど、人を残さないとダメですよね。人を残さないといいチームはなかなかできてこないですから。そういう意味では5年目で、いいコーチが残り、そういう環境になってきていると思います。(阿部)慎之助はコーチとして、指導者として非常に成長もしているし、よくなっていると思います。すごくいいと思います。まとめ役としてね。結果責任は僕がとるけど、ちゃんと自分の意見を言ってきなさいと。それでしっかり言ってきているし、あとはちゃんとまとめなくちゃダメだよ、と」
――昨シーズンから二岡智宏・ニ軍監督も就任しましたが、彼も残すべき人材ということになる。
「二岡も選手を教育する、ファームで厳しく指導するということは、非常によくよくやっていると思います。あとはもうちょっとサービス精神が欲しいね。監督は野球をやっていればいいでしょうっていうところが少しある。やっぱりそこでファンにもメディアにも、もう少しサービス精神があるといい。リーダーシップも持っているし、指導者としていいものは持っている。視点も面白いしね。ただそこはもう少し勉強して欲しいね。あとは(高橋)由伸が、どれだけ厳しい野球を勉強しているかも期待するところですね。やっぱり我々もそう、人は自ら育とうと思わないとダメ。自ら育とうとすること。そこがとても大事なんだと思います」
<前編から読む>
原辰徳(はら・たつのり)
1958年7月22日、福岡県生まれ。東海大相模高、東海大を経て81年に巨人入団。現役時代は巨人の4番として活躍し、通算382本塁打を記録。95年現役引退。02年から2季、06年から10季、巨人監督を務め、19年に2度目の復帰。監督として日本一3回、監督通算1220勝は球団歴代1位。2009年にはWBC日本代表の監督も務め、世界一に導いた。